HipStyle: ハチャメチャ海外日記ベトナム編 ^^; 生で見たホーチミンでの死亡事故(;

場所:ベトナム(ホーチミン)
公用語:ベトナム語 (フランス領だったせいか看板は殆どフランス文字で書かれているけど意味はベトナム語で混乱します…)
人口:ベトナム全土総計（2005年） 84,238,000人（世界12位）
首都:ハノイ (ハノイだけども第一産業都市はホーチミン)
通貨:ドン(ケタがメチャメチャ高いです^^;)
物価:ベトナムの名物フォー(ベトナムの米製ラーメン)約7,000ドン（46円）
元フランス領だけにフランスパンを使ったサンドウィッチ｢バインミー｣約5,000ドン(33円)
生ビール:2,000ドン（14円）/中ジョッキ
バス:3,000ドン(21円）
ホテル:叔父の家に泊まったのでよく分からないけど知人曰く普通のホテルで1,500円程度

バンコクで暮らして約1年が過ぎた頃､新宿歌舞伎町のベトナムレストランで働く叔父より電話がありました｡
その内容は､調味料やその他の仕入れを任され､2ヶ月に1,2度のペースでベトナムへ現地調達に行くとの事でした(^^)

叔父はかなりアクティブな経歴の持ち主でフランスでコックとして数年働いた後､
当時三井産業がバックアップしてた慈善ボランティア団体に登録し､ナイジェリアの井戸掘りを数年経験し帰国｡
そして都内で廃棄物処理のビジネスを起こし最終的にベトナムレストランの店長となった一言で言えば僕と同じワケわからん中年です(笑)｡
そんな叔父も今月からどっぷりハマったベトナム･ホーチミンのレストランでコックとして働くそうです｡
頑張れとおる!!

今回の旅行には大沢さんと言う都内でアパレル関係の仕事を立ち上げようとする青年(中年??)と共に
デニムの工場巡りと受注･生産を兼ねて来ベト(来ベトナム^^;)するとの事でした｡

｢お前通訳を兼ねて一緒にベトナム来い｣と安易に呼ばれてしまい､時間を持て余していた
僕は悩む事もなく2つ返事でベトナム･ホーチミンに飛びました(^O^)

上空から見るホーチミンの印象はこれから開発されて行くであろう経済産業地域で並の高さくらいの
ビルに平屋が密集していて､ところどころ戦争の爪あとか､爆弾でも落ちた様な陥没が数ヶ所見れました｡

街並みについてはまたいつか書ければと思いますので完結に言えばバンコクと比べるとまだまだ
未発展都市でバイクの多さはまるで中国の自転車文化と同じくらいバイクだらけです(笑)

そして料理は美味しく､ベトナムヌードル･フォーやフランスと東南アジアの融合バインミーサンドウィッチ
そして僕の大好きな生春巻き･ゴイクーンは格別美味しかったです(^O^)
ただ半分ヒナが孵化したうずらの卵を｢ちゅーちゅー｣すってる姿だけは｢ウゲェ…｣って感じで
バンコクの昆虫の姿揚げくらい近寄り難い物がありました(・_・;)

そんなホーチミン､絶対忘れられないショッキングが出来事が建築現場での死亡事故…｡
滞在2日目､3件目のデニムの工場巡り中に中国系ベトナム人のオーナーに工場内を見せてもらい
その後商談に入った数十分後､｢ドカドカドカドカ…､ガシャーン!!!!!｣とメッチャ大きな何かが壊れる
嫌な音が外からしました(*_*;

やじうま根性丸出しの僕は一目散に外へ走り､現場へ目をやると建築中の家の足場が崩れ
大きな丸太やら機材やらが工業地､住宅地が併合された中華系の裏道の様な細い路地へ散乱…､
そして下敷きにされた痩せ干せた若者の人間らしい姿がありました…｡

気がつくと周りは僕の様なやじうまだらけ､その若者らしい姿はピクリともせず同業の作業員が
彼をガレキの中からひっぱりだしました｡
引っ張り出される彼はまるで｢パペット人形｣の様で僕は｢死んでるのかも…｣と本気で思ったのですが､
そのまま関節をコキコキ動かし1台の80ccバイクに前と後ろから作業員が挟み､
僕の前を素通りして2ケツ通り越して3ケツ状態でそのままどこか彼方に消えていきました｡
あ､ちなみに東南アジアでバイクの3ケツはよく見る光景です(笑)

その時の被害者の顔からはおびただしい血と被害現場には相当量の血が落ちてました｡
周りの人に訊くと｢即死｣だったらしく､先日から泊まりこみでずっと働いていた様です…｡

この国は死んだ人を勝手にドコかに連れて行っていいのか??と考えましたが､
それ以上に同じ人間が簡単に目の前で死んだ事実がショックでした｡

前日から駒の様にガツガツ働かされ､日本の建築現場の様に安全管理もなく､
死んでしまった亡骸はバイクで何処かに運ばれて行く…｡

色々不満だらけの日本かもしれませんが｢世界基準｣で見るとある程度満たされている国だと思いませんか??